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ガンプラ

  • 極東機械化混成大隊第04小隊
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2008年8月12日 (火)

PSU小説02

第2話「災厄の種」

「今回は何も起こらずに済みそうだな・・・・」
ヘビーガンは辺りを見回しながらそう呟いた。
今現在同盟100周年記念式典は始まってから順調に式典は進み、式典自体は中盤に差し掛かっている。
しかしこれといった問題もなく、一番の問題といえば式典の本会場であるガーディアンズコロニーに行くために宇宙に上がるシャトルに殺到している人だかりの整理くらいであろう。特に式典の中盤はグラール教団の星霊の巫女様が出てくるとあって混雑はさらに増していた。
「いやしかし・・・・なんだろうこの胸騒ぎは・・・・・」
現在の状況と入ってくる情報を見れば、式典は順調そのもの、まして原理主義者や合理主義者達が動く気配は無く同盟軍全体でもそのような情報は掴んでいない。その上式典会場であるガーディアンズコロニーには、同盟軍主力連合艦隊も派遣された上にコロニー内部は彼がもともと所属していたガーディアンズが警備に当たっている。
しかし、ヘビーガンは何故だかこの式典に一抹の不安を覚えていた。これから何か大きな事件が起こるのではないかという不安を・・・・・・・
「・・・・・・・」
「どうかしたのですか?ヘビーガン隊長」
そんな声を聞き、ヘビーガンがふと顔を上げるとそこには緑のパーツを纏った長身の女性キャストが立っている。
彼女の名前はイナクト。ヘビーガンが隊長を務める第14独立機動部隊の副隊長を務めており階級は中尉。スピードにおいては部隊の中では彼女に並ぶ者がいないほど速く、機動戦を得意としている。
「いや・・・・少し胸騒ぎがしてね」
「胸騒ぎですか?」
「あぁ・・・・まぁ気にしないでくれ。思い違いかもしれないからね」
ヘビーガンはそう言うと、手元にある小型端末を操作し現在の式典の情報を呼び出す。しかし情報を見る限り今のところ何も起きてはいないようだ。
「・・・・やはり思い違いか・・・・・中尉。今のところ不審者などの報告は入っているか?」
「いえ、特にそういった報告は入っていないようです」
「そうか・・・・ありがとう」
ヘビーガンはイナクトにそう礼を言うと、小型端末をナノトランサーにしまった。
「そういえばこの警戒任務も開始から7時間になるか・・・・・・そろそろ他の部隊との交代時間だな・・・・」
ヘビーガンはそう言うと、通信端末を取り出し、部下達に他の部隊との交代を指示する。
すると、通信中に突如として同盟軍の緊急回線に割り込みをかけられた。
「司令部より警戒中の各部隊へ、司令部より警戒中の各部隊へ。現在、同盟100周年記念式典会場に正体不明の物体群が接近。付近を護衛していた我が同盟軍主力連合艦隊にも多数の被害が出ている模様。警戒にあたっていた各部隊はガーディアンズコロニーからの負傷者や、艦隊からの負傷兵の受け入れと病院への搬送の支援する。そのため各部隊は至急PPT空港へ支援に向かわれたし!」
「了解した。これより第14独立機動部隊は警戒任務から傷病者の支援任務に移行する」
ヘビーガンはそう返答するとすぐに通信端末をしまい、イナクトに所定の位置で警戒任務にあたっている部下達へ緊急の召集をかけるように命令した。
「にしても・・・・・接近中の物体群、か・・・・・・」
イナクトが部下達を召集している間、ヘビーガンは静かにそう呟いた。




「艦の耐久率35%低下!」
「シールド展開!持ちこたえさせろ!」
「もう展開してます!」
式典の護衛にあたっていた同盟軍の主力連合艦隊は正体不明の物体群の接近によって混乱に陥っていた。
「主砲開け!撃て!」
そんな中、一隻の艦艇が高速で接近してくる正体不明の物体に主砲を斉射した。
しかし、
「だ、駄目ですっ!敵はこちらの主砲を弾いています!」
「な、何だとっ!?」
いくら主砲を斉射しても高速で移動する正体不明の物体には3~4発しか当たらず、その上当たったとしても強力なシールドで防がれてしまうのだ。
「回避運動!取り舵一杯!」
「ま、間に合いません!!」
船員が断末魔の叫びを上げる間もなく、その艦艇は正体不明の物体に貫かれ爆散した。
「くっ・・・・被害状況知らせい!」
連合艦隊旗艦であるオリンポスのブリッジでは艦長がキャストにしては珍しく少し焦った様子で下仕官にそう問う。
「ハッ!・・・現在我が艦隊の被害は第3艦隊はハルベルト、バルディス、グレイヴが大破、撃沈。旗艦ブリューナクが中破で後退中。第2艦隊は旗艦ヘリアル以外全滅。我ら第1艦隊はこの旗艦オリンポスと僚艦であるレインス、コルベトの2隻以外は全滅し・・・・・・」
下仕官が報告を終えようとした直後、ブリッジから見える位置で大きな爆光が見えた。
「た、たった今僚艦のコルベトが撃沈!我が連合艦隊の戦力30%までにダウン!」
「っちぃ・・・・すぐに全艦に後退の指示を!」
「りょ、了解!」
「まさかこの様なことになるとはな・・・・・」




「軍の車両を使ってもかまわん!病院への搬送を急がせるんだ!」
ヘビーガンは付近に待機していた同盟軍の車両に乗っている同盟軍キャスト兵士にそう指示を出しす。
「我々の同胞はともかく、なんで劣等種どもなどを乗せねばならないのだ?」
その指示に対してそのキャストはそう反論する。同盟軍のキャストに多いキャスト至上主義者なのだろう。
「今は種族も何も無いだろうに!」
ヘビーガンは相手にそう言うと、すぐに病院に連絡し至急で救急車の手配を要求する。
しかし病院のほうも今回の騒ぎで手一杯らしくもう救急車を回せないというのだ。
現在パルムのPPT空港はかなり混雑している。
その原因は先に起きた正体不明の物体によっての式典中の事故によるものであり、多数の死傷者が出ているのだ。
普通ならば会場であったガーディアンズの病院で治療を行うのだが、負傷者の数が多すぎるのでガーディアンズコロニーから近い惑星パルムへと多数の負傷者が搬送されてきたのだ。
「中尉!車両の手配を急げ!」
「了解です!」
ヘビーガンの命令にそう短く答えるとイナクトは部下を数人引き連れて車両の手配へと向かう。
その後ヘビーガン自身も負傷者の受け入れと死者の身元確認などで奔走していると、
「大変そうだね?ヘビーガン大尉殿」
そう後ろから突然声をかけられた。
ヘビーガンは被災者の身元確認用端末を操作しながら振り返る。
すると、そこにはヘビーガンよりかなり背が高い青緑色のキャストが立っていた。
「お久しぶりです。ジェガン中尉殿」
「あぁ・・・・まぁ6ヶ月ぶりくらいだね?それと・・・・今はもう君と同じ大尉なんだがねぇ・・・・」
「えっ?・・・・これは失礼した。昇進おめでとう、と言うべきですかね?」
「まぁ昇進は5ヶ月前だからちょっと遅いかな・・・・それより、今回は大変な被害だねぇ、うちの部隊もあっちこっち走り回ってるけどこれは事態を収拾するのにまだかかりそうだね」
「うむ・・・・・それに負傷者の中にコロニーで怪物を見たって言う人もいるし・・・・・・」
そうこうしていると、
「ジェガン隊長!こちらは搬送の準備が完了しました!」
そう言いながらヘビーガンより背の低い青いキャストが走ってきた。
「あぁ、わかったよジャベリン少尉・・・・では私はここで」
そう言って一礼するとジェガンはそのジャベリンと呼んだキャストと共に自分の仕事に戻っていった。
「さて・・・・俺もそろそろ仕事に・・・・・・」
ヘビーガンがそう呟きながら端末の操作を行おうとしたそのとき、
「へ、ヘビー・・・・・・・」
人ごみの中から瀕死の重症を負ったビーストの女性がそうヘビーガンのガーディアンズ時代の愛称を呼ぶとその場に倒れこむ。
「ッ!?だ、大丈夫ですか!?」
女性は髪の色がわからなくなるほど血まみれで何かの体液だろうか紫の液が体のそこらじゅうに付着していた。
ヘビーガンは急いで女性に駆け寄るとすぐにモノメイトでの応急手当をする。そのとき、彼は偶然女性の顔を見てその女性が誰であるかを知った。
「ヤ、ヤマツさん!?ヤマツさんじゃないですか!?」
それはヘビーガンがガーディアンズに所属していたときによくパーティを組んでいたビーストの女性、ヤマツ・オハイロその人であった。
「よ、よぉ・・・・久しぶり・・・ヘビー・・・・」
ヤマツはそう苦しそうに言う。
「しゃ、喋らないで!医療班!すぐにこの人を病院へ!」
医療班はすぐに駆けつけてヤマツを担架に乗せた。
「ハハッ・・・・ついに私もドジ踏んじまっ・・・・った・・・・」
そんな言葉を残して彼女は病院へと運ばれていった。
「本当に・・・・いったい何が起こってるって言うんだ・・・・」
そして一人、ヘビーガンはそう呟いた。




~あとがき~
どもw
小説第2話です!
今回は触れのキャラを3人ほど投下!
いやぁ・・・・人のキャラを出すのって案外難しいのね;
ヤマツさん・・・いきなり重症でごめんなさい!;
にしてもPSUの一番最初である式典での事件から書くと成ると内容量がものすごいことになるなぁw
どうしましょw

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私の小説の方も更新したから見ておいてくれ

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